
【最新版】元店員が解説!
解約方法と注意点
本記事では、「楽天モバイル 解約方法」を中心に、スムーズかつ損のない解約を実現するための情報をまとめました。筆者は元楽天モバイル店員としての経験から踏まえたうえで、公式情報と実務知識を交えて解説します。
- 「楽天モバイルを解約するとポイントがどうなるのか知りたい」
- 「MNP転出と単純解約の手順が分からない」
- 「解約するときに違約金や事務手数料はかかるの?」
といった疑問にお答えしながら、楽天モバイル 解約方法をわかりやすく説明します。ぜひ最後までご覧いただき、疑問点や不安を解消してください。
1. 楽天モバイル 解約方法の全体像
まずは結論から。楽天モバイル 解約方法は大きく分けて2パターンあります。
- MNP転出(番号そのまま他社へ乗り換え)
- MNP予約番号の発行、またはMNPワンストップでの手続きを行う。
- 他社側で回線切り替えが完了すれば、自動的に楽天モバイルが解約される。
- 単純解約(新たに番号を取得・電話番号を捨てる)
- スマホアプリ(my 楽天モバイル)もしくはWeb(マイページ)から自分で「解約」を実行する。
どちらも原則「違約金なし」で解約可能ですが、利用実態がほぼないまま1年以内に解約するなどのケースでは「解約事務手数料」が発生する可能性があります。また、解約前にはポイントの付与条件やオプションサービスの扱いもチェックしておかないと、思わぬトラブルや損失が起こる場合があります。以下で詳しく解説していきます。
2. 楽天モバイルを解約する前に確認すべきポイント
楽天モバイルの解約を検討する方の多くは「電波が悪い」「他社のキャンペーンが魅力的」「毎月の料金が思ったより高い」など、さまざまな理由を抱えているでしょう。しかし、解約前に押さえておかなければならない項目がいくつかあります。知らずに解約してしまうと、余計な費用がかかったり、大切なデータが消えてしまったりするリスクがあるからです。
2-1. 利用実態がない場合の解約事務手数料に注意
楽天モバイルは最低利用期間や基本的な違約金は設けていません。しかし、例外的に利用実態がないまま1年以内に解約する場合には、980円(税抜)=1,078円(税込)の解約事務手数料が請求される場合があります。
たとえば「キャンペーンでポイントだけもらい、SIMを差し込んでデータ通信や通話は一切行っていない状態」で短期解約すると、解約事務手数料の対象になるリスクが高まります。
※ ただし、この「利用実態がない」と判断されるかどうかは、楽天モバイル側の審査によるので、データ通信や通話履歴が少しでもあれば免除される可能性は高いと言われています。
2-2. 楽天リンク・楽天ドライブのデータ削除
楽天モバイル解約後は、「楽天リンク」アプリの通話履歴やメッセージ履歴が即時削除されます。大切なメッセージがある場合は、スクリーンショットなどでバックアップをとっておきましょう。
さらに、「楽天ドライブ」は楽天モバイルユーザー向けに最大50GBの無料ストレージが提供されていますが、解約すると10GB分のフリープランに自動移行されます。その結果、
- 10GBを超えるデータを保存している場合、解約から187日後にデータがすべて削除される
という点に注意しましょう。大切な写真やファイルを保存している場合は、解約前にしっかりバックアップをとることをおすすめします。
2-3. 楽天市場のSPUダウン
楽天モバイルを契約していると、楽天市場でのSPU(スーパーポイントアップ)が+1倍上乗せされます。さらに楽天会員であれば合計+2倍(条件によっては+3倍、+4倍)になることも。
これが解約後は通常通りのポイント倍率に戻ってしまうため、楽天市場で頻繁にお買い物をする人にとってはポイント還元率の低下がデメリットになる可能性があります。
2-4. ポイント付与条件と「楽天会員」退会リスク
楽天モバイルの各種キャンペーンでは、数カ月~1年間にわたりポイントが分割付与されるケースが多いです。もし解約しても既に付与されたポイントが取り消されることはありませんが、
- 解約の時点で未付与のポイントは、条件を満たしていないと進呈対象外になる可能性がある
- 解約後にうっかり「楽天会員自体を退会」すると、過去に貯めたポイントも含めて全消滅してしまう
このようなリスクもあります。楽天会員を継続していれば解約後もキャンペーン分のポイントが付与されることも多いので、楽天会員の退会は慎重に判断しましょう。
3. ステップ1:MNP転出か単純解約かを選ぶ
ここからは、楽天モバイル 解約方法の具体的な手順に入ります。まずは「MNP転出」と「単純解約」のどちらで進めるかを決めましょう。
3-1. MNP転出(電話番号を引き継ぐ場合)
MNP転出とは、現在利用している電話番号をそのまま他社(ドコモ、au、ソフトバンク、UQモバイル、ワイモバイル、格安SIMなど)に移行することです。電話番号を変えたくない方は必須の手続きとなります。
MNP転出方法
- my 楽天モバイル(アプリまたはWeb)でMNP予約番号を発行
- ホーム画面から「契約プラン」→「各種手続き」→「MNP転出」を選択し、手続きを進めます。
- 予約番号発行の際にSMS認証や本人確認が必要になる場合があります。
- 乗り換え先の通信事業者に予約番号を伝えて契約手続き
- 乗り換え先によっては「MNPワンストップ」に対応しており、手続きが簡略化される場合があります。
- MNPワンストップ対応の場合は、楽天モバイル側での予約番号取得は不要(乗り換え先の手続きのみでOK)。
- 乗り換え先で回線切り替えが完了すると、楽天モバイルは自動解約
- 別途、楽天モバイル側で解約手続きをする必要はありません。
3-2. 単純解約(電話番号を引き継がない場合)
電話番号を引き継ぐ必要がない場合は、スマホアプリ(my 楽天モバイル)またはWebのマイページから「解約」を実行するだけです。
- 解約時にSMS認証を行う関係で、SIMカードが挿さっているスマホ端末での作業がおすすめ。
- パソコンやタブレットからでも解約はできますが、スマホほどスムーズではありません。
4. ステップ2:オンライン(アプリまたはWeb)で楽天モバイルを解約する
ここでは、単純解約の場合の操作手順を詳しくご紹介します。スマホのmy 楽天モバイルアプリを使う方法がもっとも簡単です。
解約手順(my 楽天モバイル アプリ編)
- my 楽天モバイルアプリを起動し、楽天IDでログイン
- 解約したい電話番号が表示されているか確認しましょう。
- 「契約プラン」をタップし、下へスクロール
- 「その他のお手続き」→「各種手続きへ進む」を選択。
- メニューから「解約」をタップ
- 解約に伴う注意事項が書かれたページが表示されます。内容を確認して「次へ進む」。
- オプションサービスの解約選択
- 「AppleCare+ for iPhone」など保証サービスに加入している場合、ここで継続か解約かを決めます。
- 注意事項に同意し、アンケートに回答
- アンケートは必須項目なので、率直に回答しましょう。
- SMS認証(ワンタイムパスワード)の入力
- 解約手続き中に、登録電話番号宛にSMSが送られます。
- 「解約を完了する」をタップ
- 画面が切り替わり、解約完了のメールが届けば終了です。
これで楽天モバイル 解約方法は完了となります。特に難しい操作はなく、ページの指示通り進めれば5分程度で手続き可能です。
5. 解約時の注意点
解約手続き自体は簡単ですが、いくつかの注意点を押さえないと損をしたり、追加の手続きが発生したりします。ここでは、楽天モバイルを解約する際の注意点を再確認しましょう。
5-1. 解約前にやっておくべき作業
- 通話履歴・メッセージのバックアップ
- 「楽天リンク」アプリの履歴は解約と同時に削除されます。
- スクショなどで保存したい情報は先に保管を。
- 楽天ドライブのデータバックアップ
- 解約すると無料容量が10GBに減る。
- 10GB超過分は187日後に自動削除されるため、GoogleドライブやiCloudなど他のストレージに移す。
- 端末分割払い中の場合の処理
- いわゆる「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」などを利用している場合、返却タイミングや事務手数料に注意。
- 端末の故障・破損状態によっては追加費用が発生する恐れあり。
5-2. 解約後に追加で解約が必要なオプションサービス
楽天モバイル契約時に端末保証や紛失サポートサービスに加入していると、回線解約だけではオプションが継続される場合があります。たとえば、
- 「故障紛失保証 with AppleCare Services」
- 「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」
などは、端末利用が継続されている限り自動更新となるケースがありますので、不要なら別途解約手続きを行いましょう。
6. 楽天モバイルを解約するベストタイミングとは
「解約するだけでもタイミングを考えた方がいいの?」と思われるかもしれませんが、段階制プランを踏まえたり、他社乗り換えの初期費用を抑えたりするために、解約タイミングは意外と重要です。
6-1. 段階制プランの料金を踏まえた解約タイミング
楽天モバイルのプラン「Rakuten 最強プラン(旧: UN-LIMIT VIIなど)」では、段階制の料金体系をとっています。
- 月間データ使用量 3GBまで:1,078円(税込)
- 20GBまで:2,178円(税込)
- 20GB超過:3,278円(税込)(無制限)
もし今月まだ3GBしか使っていない段階で解約を考えているなら、プラン料金が上がらないうちに解約するとお得かもしれません。逆に「どうせ解約するなら今月は遠慮なく使い倒そう」という発想で20GB以上使う方もいますが、使い切ってから解約するタイミングを考えると、翌月分の料金が日割りで発生しないよう注意しましょう(楽天モバイルの場合、月額料金の日割りは行われません)。
6-2. 他社へMNP転出するなら月末がおすすめ
他社へ乗り換える場合は、月末近くで楽天モバイルを解約(正確には乗り換え先で回線開通)するのが一般的におすすめです。というのも、多くの通信会社では初月の利用料金が日割りになっているからです。
- 楽天モバイルの最終月分は満額請求
- 乗り換え先の初月は日割りで計算
となるので、月末に乗り換えた方が新しいキャリアや格安SIMでの支払いが少なく済む可能性が高まります。
ただし、物理SIMカードを郵送で受け取る場合は、配送に数日かかることがあるので、20日~25日頃から手続きを開始するとスムーズです。
7. 楽天モバイル解約におけるよくある質問(FAQ)
ここでは、楽天モバイル 解約方法に関する代表的な疑問にお答えします。
Q1. 楽天モバイルを解約したらすぐにSIMカードは返却する必要がありますか?
A. 物理SIMカードに関しては返却の義務はありません。ただし、不要になったSIMカードは個人情報保護のため「ハサミでICチップ部分を切る」などして処分するのが望ましいでしょう。eSIMの場合は手続き後に自動的に利用不可となります。
Q2. 楽天モバイルの「楽天リンク」アプリを解約後も使えますか?
A. 解約すると電話番号や通話履歴は削除され、アプリ上での通話やメッセージ機能も利用できなくなります。連絡先情報やメッセージが必要な場合は、解約前に必ずバックアップをとっておきましょう。
Q3. 解約すると「楽天ポイントカード」の利用や「楽天ペイ」はどうなりますか?
A. 楽天モバイルを解約しても、楽天会員をやめない限り「楽天ポイントカード」や「楽天ペイ」、「楽天銀行」などの他サービスには影響ありません。解約で注意すべきは「楽天モバイルのキャリアメール」や「楽天ドライブ」など“楽天モバイル特有のサービス”です。
Q4. キャンペーンでのポイント付与がまだ全て終わっていません。解約するとどうなりますか?
A. すでに進呈されたポイントが没収されることはありません。ただし、キャンペーン内容によっては「利用実態のないまま短期解約」とみなされると未付与分が付与対象外になる可能性があります。また、楽天会員を退会すると全ポイントが失効するので注意しましょう。
Q5. MNP転出したのに楽天モバイルからまだSIMが届いています。これはどうすればいい?
A. キャンペーン利用などで二重にSIMを申し込んでいるケースもあります。不要な回線が残っていると課金が続くことも。心当たりがある場合は、早めに「契約プラン」画面を確認し、不要な回線があれば単純解約を行いましょう。
8. 免責事項
本記事は、筆者の元楽天モバイル店員としての経験と、公表されている公式情報に基づき、可能な限り正確な内容をお伝えするよう努めております。しかし、各種キャンペーンや料金プランの細則は予告なく変更される場合があります。実際の解約手続きや料金等の最新情報は、必ず楽天モバイル公式サイトや、各キャリアの公式情報をご確認ください。
本記事の情報を利用したことにより発生したいかなる損害やトラブルに関しても、当方では一切の責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
以上が楽天モバイル 解約方法の詳説です。解約手続きはシンプルながら、注意点やタイミング次第でコストが変わったり、大切なデータが消失したりする可能性があるため、しっかりと事前準備をしておきましょう。
もし「やっぱり通信環境が改善されるなら使い続けたい」「プラチナバンドが割り当てられるまで様子を見たい」という気持ちがある方は、期間限定のキャンペーンやプランアップデートなど最新の情報をこまめにチェックするのもおすすめです。
あなたのスマホライフがより快適なものになりますように。最後までお読みいただきありがとうございました。