ガスには、都市ガスとプロパンガス(LPガス)の2種類ある
ガスの利用方法には、2種類あります。都市ガスとプロパンガス(LPガス)です。人口の多い都市部に住んでおりますと大概の方が都市ガスを利用しております。一方で、人口の少ない田舎なのですとプロパンガスを利用しております。
都市ガスというのは、地下のガス導管からガスを各家庭に供給するシステムで、プロパンガス(LPガス)は、液化されたLPガスを大きなボンベのような容器を各家庭に配送するシステムになっています。
都市ガスの方が便利そうですが、なぜ、すべての家庭が都市ガスでないかといいますと、地下にガス管を張り巡らせるのは非常に莫大な資金がかかります。そのために人口が密集していない地域では採算がとれないために行われていません。
当然、サービスが異なるためにガスにおいては、解約においても異なります。
ここでは、プロパンガス(LPガス)の解約手続について説明したいと思います。
Step1. 契約書で契約期間、違約金の確認
契約期間を確認して途中解約の可否、違約金の確認をしましょう。
長期契約プランなどのプランで安くなっているケースがある
都市ガスと違い、プロパンガスは昔から自由市場で自由に料金を決めることができました。地域によって様々な企業が乱立しています。LPガス販売事業者として登録をすれば誰でもガスの販売を行うことができます。
昔から自由市場ですので、全国に2万以上のプロパンガス会社があります。その結果、さまざまな料金プランがあります。場所によっては、配送料金が高かったり、新築時に、プロパンガスを家に引くための設備を設置を負担したなどさまざまな要因から契約体系が企業ごとに異なります。
事業を維持するために最低契約期間が設けられているケースが非常に多いので、契約書をしっかりと確認しておく必要があります。
違約金の発生
違約金の金額も幅があります。設備を負担している場合では、長い期間契約を締結することで設備分を毎月の料金から回収しているケースがあります。その場合には、通常よりも解約金が多かったりします。
解約料が発生しないケースもありますが、なかにも3万円以上もする高額な解約料もあるようですので、他のプロパンガス会社が安いから単純に解約すると高額な解約料金が発生するケースもありますのでしっかりと調べておきましょう。
Step2. プロパンガス契約解約のパターンと申し込み
プロパンガス契約の解約パターンは、3つが考えられます。
- 解約して他のプロパンガス会社にする場合
- 引越しや建物解体にともないプロパンガス契約を解約する場合
- 引越し先で同じプロパンガス会社と契約する場合
申し込み方法は
- 電話
- インターネット
解約して他のプロパンガス会社にする場合
他のプロパンガス会社と契約することで現在の契約会社との契約は解約されます。
引越しや建物解体にともないプロパンガス契約を解約する場合
引っ越しで解約して次の引っ越し先では、他の新しいプロパンガス会社と契約をする場合、現在利用しているプロパンガス会社と解約手続きを行う必要があります。
電話もしくはインターネットで手続きを行う必要があります。
引越し先で同じプロパンガス会社と契約する場合
プロパンガス自由化によって、様々なエリアで利用できるようになったので遠方に引っ越したとしてもそのまま契約を継続することが可能。
現在使っている契約会社に電話もしくはインターネットで手続きを行いましょう。
Step3. 解約のための資料の準備
以下の資料が揃っていればスムーズに行きます。
- 契約者氏名
- 現住所
- 引越し日もしくは退去日
- お客様番号
- 引越し先住所(引越し先がある場合)
- ID・パスワード(ネットで手続きの場合)
「お客様番号」が記載された「領収書」や「検針票」があれば問題ありませんので準備しておきましょう。
Step4. プロパンガス契約の解約手順
解約して他のプロパンガス会社にする場合
引っ越しもせずに現住所で他のプロパンガス会社に変更する場合、他の電力会社で申し込み手続きを行ってください。自動的に解約手続きが行われます。
引越しや建物解体にともないプロパンガス契約を解約する場合
引越し先で同じプロパンガス会社と契約する場合
電話の場合
引越しで解約、そのまま継続ともに現在利用しているプロパンガス会社に電話をします。
引っ越しの1~2週間前に行ってください。引っ越し日もしくは、退去日にプロパンガスが閉栓されるので無駄なく解約・停止が行えます。
オペレーターがプロパンガス解約のための必須情報を聞いてくるので、Step3.の必要資料を準備しておき、内容を伝えることで解約・停止手続きを進めてくれます。
ネットの場合
引越しで解約、そのまま継続ともに現在利用しているプロパンガス会社のサイトで手続を行います。
引っ越しの1~2週間前に行ってください。引っ越し日もしくは、退去日にプロパンガスが閉栓されるので無駄なく解約・停止が行えます。
電話の場合と同様にStep3.の必要資料を準備しておき、入力していけば手続きは終了です。
ネットでできない場合も多いので契約会社に確認するようにしてください。
引っ越し日(退去日)の当日は、立ち会いの必要なケースがあります。
ガスの場合、使用停止の閉栓作業は、本人でできないためです。
- ガスメーターが室内にある
- ガスメーターがオートロック式の建物の中にある
等です。
前回の検針日から最終使用日までの料金が日割りで請求されます。
最後の精算は、以下のようなケースがあります。
- プロパンガス会社の係員が集金
- 請求書・振込用紙送付
- クレジットカード・口座振替
プロパンガス会社によって異なるので、ネットや電話などで確認しておくのがスムーズに進みます。